KICK OFF |
3:45
戸吹スポーツ公園
SHIBUYA CITY FC
FLUTTO-FLUTTO
1
0
2023シーズン 東京都社会人サッカーリーグ1部
2023年6月18日
GAME RESULT
GAME REPORT
ハイライト動画
マッチレポート
首位との決戦で勝利を収め、6連勝を果たした前節から3週間。中断期間を挟み迎えた今節は、初出場のメンバーや久しぶりにスタメンを飾った選手もいた中で、それ以上に違いを感じたのは気候だ。30℃を超える気温の中で風もなく、試合前から蒸し暑さが蓄積された戸吹スポーツ公園での試合は、双方にとって厳しい条件下での一戦となった。
SHIBUYA CITY FCのスタメンは前節から2名を変更。GKは4戦連続で#38佐藤海斗。最終ラインは左から#6 阿部翔平、#20 岩沼俊介、#37 山出旭、#50 景山豪が並んだ。中盤はアンカーポジションに#14 本田憲弥が入り、その前に#15 比留間輝、#8 植松亮。3トップは左から#11 河西守生、#28 布施周士、そして#77 轟木雄基と前節と同じメンバーとなった。#37 山出、#15 比留間にとっては久々のスタメン出場となり、GK#21 横倉嗣竜、#22 田中廉は今シーズン初のベンチ入りを果たした。
試合はFLUTTO-FLUTTOが長いボールで勢いよくスタートしつつも、徐々にSHIBUYA CITY FCペースに。とりわけサイドからチャンスが多く生まれ、#11 河西、#77 轟木を起点にサイドでの連携や背後への抜け出しから再三に渡りチャンスを演出した。
そして先制点は案の定サイドから。左サイドで#11 河西が#14 本田とのワンツーで抜け出しクロスをマイナス気味に送ると、#8 植松が左足で見事に捉え先制を果たす。「とど(#77 轟木)がニアで潰れてくれたのでスペースが空いた」と#8 植松が試合後に振り返ってくれたように、チームとしての連携が実を結んだゴールとなった。
その後も攻勢を強めるSHIBUYA CITY FC。起点となったのはFWポジションに入った#28 布施の動き。サイドに流れたり、中盤まで降りることでスペースを作り、そこに#15 比留間など中盤の選手が飛び込む形から再三に渡りチャンスを演出する。
攻勢を強めるも、追加点を決め切ることができないまま1−0で迎えた後半から、SHIBUYA CITY FCは#17 水野智大を#77 轟木に代えて投入。積極的な飛び出しとプレッシングに特徴のある#17 水野の投入で攻撃の活性化を図った。尚、中盤に入っていた#15 比留間が右サイドを務め、#17 水野が#15 比留間のポジションに入った。
そんな中迎えた後半もSHIBUYA CITY FCはボールを握りながらゲームを進める。63分には#37 山出のサイドチェンジを#11 河西が巧みに収め、#8 植松へスルーパス。先制点を挙げたコンビで決定機を演出するも、#8 植松のシュートはゴール右へと外れてしまう。
その後も追加点を挙げるべく仕掛ける姿勢を見せ続けるSHIBUYA CITY FCだが、FLUTTO-FLUTTOのFWを起点としたシンプルなロングボールによる前進と、中盤での積極的な守備に苦しめられる時間が続く。また、風も吹かず熱が篭っていくグラウンド状態もチームを大いに苦しめた。
そんな中でも、今年のチームの強みである選手層の厚さを生かし、58分の#2 山内稔之、#9 佐々木銀士を投入した2枚替えや80分にはDFの#12 鈴木友也とウィングポジションで先制点をお膳立てした#11 河西を交代するなど、状況に応じて選手をベンチから送り出し、試合のコントロールを図った。
そして、終盤88分には#22 田中廉が#14 本田と代わって出場しリーグ戦デビューを飾る。後半アディショナルタイムにはその#22 田中のカットからゴール前で決定機を迎えるも、#15 比留間のシュートはポストに、こぼれ球に反応した#17 水野のシュートはキーパーのファインセーブに阻まれ惜しくも追加点を挙げるには至らない。
ただ試合はこのまま終了。虎の子の一点を守り切り勝利を挙げた。
今節も光ったのは守備陣のプレー。特に、ここ4試合連続で先発出場を果たし、見事全試合でクリーンシートを果たしているGK#38佐藤と相方が変わっていく中で未だに唯一の全試合フル出場を続けるCB#20 岩沼の二人の貢献は大きい。この二人を中心とした守備陣の安定感が現在の連勝を支えていると言っても良いのではないか。
加えて明るい材料で言えば、#37 山出や#22 田中の出場をはじめとした、チーム内の競争で新陳代謝が見られることだろう。前節までアンカーを務めた#4 土田直輝選手の不在も、#8 植松、#14 本田、#15 比留間でうまく連携をとり、見事にカバーしてみせた。
もちろん、メンバーを固定することのメリットもあるだろう。しかし、試合後に増嶋監督も語ってくれたように、これからより暑くなってくるにつれ、特定のメンバーに頼った戦い方のリスクは大きい。来週のメンバーの行方も楽しみだ。
今節の勝利で順位は2位に浮上。ここまで7連勝で、失点は8試合で僅か2つとその安定感は目を見張るものがある。一方で、毎試合後に監督や選手の口から漏れる、「追加点を挙げられなかった」という点は今節も課題として残ってしまった。
未消化試合を二つ残す状況で首位のFC N.との勝ち点差は4。直接対決を制したとはいえ、一度でも負ければ再び自力優勝の道が閉ざされてしまう。これから更に暑さが厳しくなっていく中で、次節は早くも今週末。8連勝をかけ、三菱養和サッカークラブとの一戦を迎える。
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マッチレポート
首位との決戦で勝利を収め、6連勝を果たした前節から3週間。中断期間を挟み迎えた今節は、初出場のメンバーや久しぶりにスタメンを飾った選手もいた中で、それ以上に違いを感じたのは気候だ。30℃を超える気温の中で風もなく、試合前から蒸し暑さが蓄積された戸吹スポーツ公園での試合は、双方にとって厳しい条件下での一戦となった。
SHIBUYA CITY FCのスタメンは前節から2名を変更。GKは4戦連続で#38佐藤海斗。最終ラインは左から#6 阿部翔平、#20 岩沼俊介、#37 山出旭、#50 景山豪が並んだ。中盤はアンカーポジションに#14 本田憲弥が入り、その前に#15 比留間輝、#8 植松亮。3トップは左から#11 河西守生、#28 布施周士、そして#77 轟木雄基と前節と同じメンバーとなった。#37 山出、#15 比留間にとっては久々のスタメン出場となり、GK#21 横倉嗣竜、#22 田中廉は今シーズン初のベンチ入りを果たした。
試合はFLUTTO-FLUTTOが長いボールで勢いよくスタートしつつも、徐々にSHIBUYA CITY FCペースに。とりわけサイドからチャンスが多く生まれ、#11 河西、#77 轟木を起点にサイドでの連携や背後への抜け出しから再三に渡りチャンスを演出した。
そして先制点は案の定サイドから。左サイドで#11 河西が#14 本田とのワンツーで抜け出しクロスをマイナス気味に送ると、#8 植松が左足で見事に捉え先制を果たす。「とど(#77 轟木)がニアで潰れてくれたのでスペースが空いた」と#8 植松が試合後に振り返ってくれたように、チームとしての連携が実を結んだゴールとなった。
その後も攻勢を強めるSHIBUYA CITY FC。起点となったのはFWポジションに入った#28 布施の動き。サイドに流れたり、中盤まで降りることでスペースを作り、そこに#15 比留間など中盤の選手が飛び込む形から再三に渡りチャンスを演出する。
攻勢を強めるも、追加点を決め切ることができないまま1−0で迎えた後半から、SHIBUYA CITY FCは#17 水野智大を#77 轟木に代えて投入。積極的な飛び出しとプレッシングに特徴のある#17 水野の投入で攻撃の活性化を図った。尚、中盤に入っていた#15 比留間が右サイドを務め、#17 水野が#15 比留間のポジションに入った。
そんな中迎えた後半もSHIBUYA CITY FCはボールを握りながらゲームを進める。63分には#37 山出のサイドチェンジを#11 河西が巧みに収め、#8 植松へスルーパス。先制点を挙げたコンビで決定機を演出するも、#8 植松のシュートはゴール右へと外れてしまう。
その後も追加点を挙げるべく仕掛ける姿勢を見せ続けるSHIBUYA CITY FCだが、FLUTTO-FLUTTOのFWを起点としたシンプルなロングボールによる前進と、中盤での積極的な守備に苦しめられる時間が続く。また、風も吹かず熱が篭っていくグラウンド状態もチームを大いに苦しめた。
そんな中でも、今年のチームの強みである選手層の厚さを生かし、58分の#2 山内稔之、#9 佐々木銀士を投入した2枚替えや80分にはDFの#12 鈴木友也とウィングポジションで先制点をお膳立てした#11 河西を交代するなど、状況に応じて選手をベンチから送り出し、試合のコントロールを図った。
そして、終盤88分には#22 田中廉が#14 本田と代わって出場しリーグ戦デビューを飾る。後半アディショナルタイムにはその#22 田中のカットからゴール前で決定機を迎えるも、#15 比留間のシュートはポストに、こぼれ球に反応した#17 水野のシュートはキーパーのファインセーブに阻まれ惜しくも追加点を挙げるには至らない。
ただ試合はこのまま終了。虎の子の一点を守り切り勝利を挙げた。
今節も光ったのは守備陣のプレー。特に、ここ4試合連続で先発出場を果たし、見事全試合でクリーンシートを果たしているGK#38佐藤と相方が変わっていく中で未だに唯一の全試合フル出場を続けるCB#20 岩沼の二人の貢献は大きい。この二人を中心とした守備陣の安定感が現在の連勝を支えていると言っても良いのではないか。
加えて明るい材料で言えば、#37 山出や#22 田中の出場をはじめとした、チーム内の競争で新陳代謝が見られることだろう。前節までアンカーを務めた#4 土田直輝選手の不在も、#8 植松、#14 本田、#15 比留間でうまく連携をとり、見事にカバーしてみせた。
もちろん、メンバーを固定することのメリットもあるだろう。しかし、試合後に増嶋監督も語ってくれたように、これからより暑くなってくるにつれ、特定のメンバーに頼った戦い方のリスクは大きい。来週のメンバーの行方も楽しみだ。
今節の勝利で順位は2位に浮上。ここまで7連勝で、失点は8試合で僅か2つとその安定感は目を見張るものがある。一方で、毎試合後に監督や選手の口から漏れる、「追加点を挙げられなかった」という点は今節も課題として残ってしまった。
未消化試合を二つ残す状況で首位のFC N.との勝ち点差は4。直接対決を制したとはいえ、一度でも負ければ再び自力優勝の道が閉ざされてしまう。これから更に暑さが厳しくなっていく中で、次節は早くも今週末。8連勝をかけ、三菱養和サッカークラブとの一戦を迎える。