KICK OFF |
3:00
東京海上日動多摩グラウンド
SHIBUYA CITY FC
東京海上フットボールクラブ
3
1
2023シーズン 東京都社会人サッカーリーグ1部
2023年9月17日
GAME RESULT
GAME REPORT
ハイライト動画
マッチレポート
リーグ戦も残り2試合。2位のFC.N.の結果次第では勝利で優勝が決まる今節は昨年のリーグ王者、東京海上フットボールクラブ(以下東京海上FC)との一戦。リーグ優勝に向けて、まさに集大成となるような試合となった。
SHIBUYA CITY FCのスタメンは今季初の442システムでスタート。GKは#38佐藤海斗が務め、最終ラインは右から#3 大津佑和、#50 景山豪、#4 土田直輝、そして#12 鈴木友也。中盤は#8 植松亮と#14 本田憲弥がダブルボランチで、左に#17 水野智大、右に#2 山内稔之が入る。#98 伊藤隆人と#15 比留間輝との2トップだ。
序盤は東京海上FCが攻守に積極的な姿勢をみせ、一進一退の攻防が続く。特に東京海上FCはサイドを起点とした攻撃が目立ち、長いボールを中心に攻撃を展開する。
それでも相手の攻勢に崩れることなく、徐々に試合のペースを掴み始めるSHIBUYA CITY FC。こちらも負けじとサイドを起点にした攻撃で、東京海上FCのゴール前まで迫っていく。
すると先制点は前半43分に得意のセットプレーから。#2 山内が入れたボールは一度は弾かれるも、こぼれ球を#14 本田が逆足となる左足でシュート。相手DFブロックされに混戦となるも、#50 景山が押し込み、SHIBUYA CITY FCが先制に成功する。「セットプレーは自分が点を取るチャンスなので、必ず決める意識を持っている」と語った守備職人が前節に続きCKからゴールを挙げた。
このまま終わるかと思われた前半の追加タイムにSHIBUYA CITY FCが追加点を挙げる。左サイドを起点に#17 水野から#98 伊藤へボールが渡ると、斜めに抜け出した#2 山内にスルーパス。走り込んだ#2 山内が得意の左足を振り抜き、ニアサイドを撃ち抜いてみせた。
苦しい時間も多かった前半を2−0で折り返す理想的な展開で後半はスタート。#2 山内と#10 宮崎泰右を交代し後半に臨んだSHIBUYA CITY FCだったが、このまま簡単に勝利というわけには行かないのが東京都1部リーグだ。
後半21分、自陣からのビルドアップを相手に奪われると、そのまま縦へのドリブル突破を許し、ゴールを許してしまう。後半を残り半分以上残す中で、2−1と追い上げられ、相手も勢いづく展開。そんな苦しい状況のチームを救ったのはまたしても交代選手たちだ。
後半37分。左サイドの#22 田中廉(後半22分に#17 水野と交代)からボールを受けた#4 土田が#10 宮崎に縦パスをつけると、#10 宮崎の優しいお膳立てに最後は#77 轟木雄基(後半27分に#98 伊藤と交代)が右足を振り抜き、ゴール右上隅にシュートを突き刺した。
このまま試合は終了。後半の追加点で試合を再び落ち着かせ、3−1で勝利を挙げた。苦しい展開でもセットプレーと選手層の厚さで物にすることができるのが今季SHIBUYA CITY FCが上位に居続けた要因と言えるだろう。今節もゴールを挙げた#77 轟木はもちろん、怪我から復帰しCBのポジションから安定感をもたらした#37 山出旭(後半27分に#14 本田と交代)、前線で溜めを作った#28 布施周士(後半13分に#15 比留間と交代)と#10 宮崎など、途中出場のメンバーの質の高さは今節でも大きな違いとなった。出場停止の#20 岩沼に代わって、普段とは異なるCBのポジションを見事にこなした#4 土田の存在も見逃せない。
なお、今節のFC.N.の結果を受け、試合後に見事クラブ初となるリーグ優勝が決定。しかし、選手として監督はきっと「まだ何も成し遂げてない」というはずだ。見据えるのは関東昇格のみ。優勝もきっとそこに辿り着くための通過点に過ぎない。更なる進化へ、無駄な一戦は一つもない。最終節のホームゲームでもきっとSHIBUYA CITY FCの選手たちは熱い戦いをみせてくれるはずだ。
■次節概要 東京都社会人サッカーリーグ1部
対戦相手:FCエコ・プラン
日時 :9月23日(日) 10:30
場所 :渋谷区スポーツセンター
ハイライト動画
マッチレポート
リーグ戦も残り2試合。2位のFC.N.の結果次第では勝利で優勝が決まる今節は昨年のリーグ王者、東京海上フットボールクラブ(以下東京海上FC)との一戦。リーグ優勝に向けて、まさに集大成となるような試合となった。
SHIBUYA CITY FCのスタメンは今季初の442システムでスタート。GKは#38佐藤海斗が務め、最終ラインは右から#3 大津佑和、#50 景山豪、#4 土田直輝、そして#12 鈴木友也。中盤は#8 植松亮と#14 本田憲弥がダブルボランチで、左に#17 水野智大、右に#2 山内稔之が入る。#98 伊藤隆人と#15 比留間輝との2トップだ。
序盤は東京海上FCが攻守に積極的な姿勢をみせ、一進一退の攻防が続く。特に東京海上FCはサイドを起点とした攻撃が目立ち、長いボールを中心に攻撃を展開する。
それでも相手の攻勢に崩れることなく、徐々に試合のペースを掴み始めるSHIBUYA CITY FC。こちらも負けじとサイドを起点にした攻撃で、東京海上FCのゴール前まで迫っていく。
すると先制点は前半43分に得意のセットプレーから。#2 山内が入れたボールは一度は弾かれるも、こぼれ球を#14 本田が逆足となる左足でシュート。相手DFブロックされに混戦となるも、#50 景山が押し込み、SHIBUYA CITY FCが先制に成功する。「セットプレーは自分が点を取るチャンスなので、必ず決める意識を持っている」と語った守備職人が前節に続きCKからゴールを挙げた。
このまま終わるかと思われた前半の追加タイムにSHIBUYA CITY FCが追加点を挙げる。左サイドを起点に#17 水野から#98 伊藤へボールが渡ると、斜めに抜け出した#2 山内にスルーパス。走り込んだ#2 山内が得意の左足を振り抜き、ニアサイドを撃ち抜いてみせた。
苦しい時間も多かった前半を2−0で折り返す理想的な展開で後半はスタート。#2 山内と#10 宮崎泰右を交代し後半に臨んだSHIBUYA CITY FCだったが、このまま簡単に勝利というわけには行かないのが東京都1部リーグだ。
後半21分、自陣からのビルドアップを相手に奪われると、そのまま縦へのドリブル突破を許し、ゴールを許してしまう。後半を残り半分以上残す中で、2−1と追い上げられ、相手も勢いづく展開。そんな苦しい状況のチームを救ったのはまたしても交代選手たちだ。
後半37分。左サイドの#22 田中廉(後半22分に#17 水野と交代)からボールを受けた#4 土田が#10 宮崎に縦パスをつけると、#10 宮崎の優しいお膳立てに最後は#77 轟木雄基(後半27分に#98 伊藤と交代)が右足を振り抜き、ゴール右上隅にシュートを突き刺した。
このまま試合は終了。後半の追加点で試合を再び落ち着かせ、3−1で勝利を挙げた。苦しい展開でもセットプレーと選手層の厚さで物にすることができるのが今季SHIBUYA CITY FCが上位に居続けた要因と言えるだろう。今節もゴールを挙げた#77 轟木はもちろん、怪我から復帰しCBのポジションから安定感をもたらした#37 山出旭(後半27分に#14 本田と交代)、前線で溜めを作った#28 布施周士(後半13分に#15 比留間と交代)と#10 宮崎など、途中出場のメンバーの質の高さは今節でも大きな違いとなった。出場停止の#20 岩沼に代わって、普段とは異なるCBのポジションを見事にこなした#4 土田の存在も見逃せない。
なお、今節のFC.N.の結果を受け、試合後に見事クラブ初となるリーグ優勝が決定。しかし、選手として監督はきっと「まだ何も成し遂げてない」というはずだ。見据えるのは関東昇格のみ。優勝もきっとそこに辿り着くための通過点に過ぎない。更なる進化へ、無駄な一戦は一つもない。最終節のホームゲームでもきっとSHIBUYA CITY FCの選手たちは熱い戦いをみせてくれるはずだ。
■次節概要 東京都社会人サッカーリーグ1部
対戦相手:FCエコ・プラン
日時 :9月23日(日) 10:30
場所 :渋谷区スポーツセンター